お久しぶりです。暑い夏の名残がありつつも、時折秋の風を感じる季節となりました。この時期、畑の作付けを考えると焦ることばかり。一日、二日の遅れが、結果、収穫の時には1週間の遅れになってしまったり、寒さで大きくなれなくなってしまったりします。
昨年は9月の20日付近に大根の種まき、茎ブロッコリーなどの定植をしましたが、ネットもかけずに深刻な虫の被害もなく良くできました。おそらく、数日早いとまだ温かいため虫の害が酷くなり、数日遅いと野菜が大きくならないと予想してこの日程になりました。このタイミングで作付けできた昨年は非常にラッキーでした。また、新しい地で2年目、このタイミングを知れたこともとてもラッキーなことです。
とはいえ、毎年同じタイミングで作付けても、天候が違えばうまくいかないこともあります。最後は「勘」頼りですが、その「勘」すらも重ねる経験や日々の観察によって磨くものなので、9月は毎年気が抜けません。
さて、昨年失敗して虹色畑では大きなネギが少しもありませんでした。(春になっていい九条ネギが採れましたが・・・)苗づくりはうまくいったのですが、夏の草取りが追いつかなくて、草に埋もれてしまったため、あきらめざるを得ませんでした。今年は作付け規模を大幅に縮小して、欲張らず、自分たちの身の丈に合った量を死守しようということで頑張っています。品種は「九条ネギ」。関東の人にも喜んでもらえるように軟白部分を少し長く、太目に育てるつもりです。
まず、写真の上から順に・・・何しろ最初から最後までネギを育てるには草、草、草との戦いです。いかに草を制御できるかがポイントです。
2/26に小さなトレイに種を播きます。

4/20ある程度大きく育てた苗を4~5本組で畑に仮植えします。ここで数回草取り。

さらに草を避けるため、7/4鉛筆程度の太さになった苗を新たな場所へ移植、一列に並べます。ここからが本番の草取りが続きます。
夏の草の勢いに負けそうになっているのがこの写真。これでも株元の草取りはできています。(炎天下にその草取りを手伝ってくれたお取引先のスタッフの皆様本当にありがとうございます。)

畝間の草取りをして追肥をして、藁を敷きます。

さらに、草取りをしてさっぱり!!これが今。

ここからまだ先が長いのですが、今年こそ皆様に美味しいネギが届けられるよう、頑張ります。
虹色畑 銀次
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