2017年2月8日
百姓は理想の職業
虹色畑 伊藤崇介
私は平成28年に境別所で新規就農しました。就農するために自分でもコツコツ準備してきたつもりですが、ここ中井町で就農できたことは他力によるところがとても大きく、感謝しています。さらに、初めにお借りした農地はすぐにでも作付けできるような状態でお借りすることができ、新規就農者としては何より幸運なことでした。
私は神奈川県内で生まれ、サラリーマン家庭で育ちました。二十歳の頃、内臓疾患の難病になりました。日々の生活が思うようにいかない時期もあり、そのおかげでいろいろな仕事を経験しました。10年ほどして自分の体調を振り返った時、お茶の収穫作業のアルバイトをした時の体調が良好だったことを思い出し、自分には農業しかないと思いました。「三食決まった時間にご飯を食べて、昼は良く動いて、夜は疲れて悩まず寝る」これが健康に一番良いと確信しました。当たり前のことを言っているようですが、今の世の中それを実現できる生活を手に入れるのはとても難しいことなのです。
今年から、耕作面積は7反6畝になります。販売方法は「飲食店」「個人向けセット」「小売店卸」「週末マルシェ」の四本柱での経営をしています。お客様から直接野菜の感想を聞けたり、美味しい野菜料理を教えて頂けるのが楽しみです。健康生活(!?)に加え、工夫が活きる職業だとも感じており、「あれをこうすれば、もっとうまくいくのでは?」とそんなことばかり考えて日々生活しています。就農2年目、まだまだ悩みは多いですが、お陰様で日々健康に過ごせています。
いつか自分のことばかりでなく、地域のお役に立てる存在になるのが私の目標です。
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